販促やブランドの開発における、価格競争や瞬間的な話題化だけに頼らない価値の創造と、それを伝達するアクティベーションプランがさらに求められている昨今。認知から購買、継続購買に至るまでのプロモーション設計の中には、いくつもの「言葉(主に広告コピー)」が登場しています。フェーズごとに何を語り、どんな感情を生み出してほしいのか、「言葉」が担う役割は、プランやデザインと同じくらい大切なものと考えています。そこで、スコープ販促創造研究所内に様々な言葉やコピー事例を取り上げながら「言葉(主に広告コピー)の力」を研究していく「語感デザイン 研究チーム」を立ち上げました。
語感デザイン研究とは#01
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◆はじめに
◆「語感デザイン」とは
「語感デザイン」は、スコープ販促創造研究所が体系化に着手し始めた独自理論です(図1)。企業やブランドから消費者に向けて。消費者から消費者に向けて。言葉に触れる体験を通じて生まれる感情こそが認識変容・行動変容を促すトリガーとなり(図2:「読後感設計」)、さらにはその言葉を波及、あるいは転換させることで、ブランドや商品の理解浸透と愛着形成にまで影響を及ぼすと捉え(図3:「語拡設計」)、一連の体験設計の構造を総称して「語感デザイン」と呼ぶことにしました。
なお語感デザインの構造は常に変化・発展することが予想される為、現段階では「語感デザイン1.0」として研究を進めていきます。
図1
図2
図3
読者の皆様には、本研究チームが発信する「語感リサーチレポート」や、身の回りの言葉やコピー事例についてのミニコラム「ポケットノート」を通じて、自社のブランドや商品が消費者に向けて何を語りかけ、その言葉を通じてどんな体験をしてほしいのかまで、考えてみる機会にしていただければ幸いです。


